東京に越してきてから、手軽にできる釣りとして、タナゴ釣りを細々と楽しんでいます。釣り場に出かけると、手作りの仕掛けや竿を売り歩いているおじさんによく話しかけられます。手作りのものは市販の量産型の仕掛けにはない良さがあり、また機能的でもあります。でも、私も道具は自作するんですよ、と話すと、いろいろとアドバイスしてくれたりします。
浮きをもっと小さくしないといけない、そう言われて、今回の挑戦です。
→「タナゴ浮き自作の試行錯誤」はこちら
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割りばしを使う
一般的に、浮の材料といえばバルサ材、ヘラ浮きなどではクジャクの羽やカヤなどです。そういったものも手に入れられなくはないのですが、もっと手軽なもので作りたい、そこで割り箸を選択しました。
なんとなく、細長くて加工がしやすそう、そして身近にあるものが割りばしだっただけです。
鉛筆削りで中心をとる
鉛筆削りを使って中心をとります。
そして、中心からピンバイスで浮足となるカーボンの太さに合わせて穴をあけます。今回は0.8mmです。まっすぐになるように慎重に作業しますが、結構失敗するので、たくさん作っておいて、上手くいったものだけを選抜します。
浮足を接着して粗削り、本削り
浮足を木工用ボンドで接着します。しっかり乾いたら、カッターナイフでそれらしい形に粗削りします。これ以降は紙やすりで削っていくことになります。
ここで、浮き本体に斜めに貫通穴をあけ、透明パイプを挿入します。タナゴ浮きの特徴の一つでもありますが、ラインを浮きに斜め通しすることで仕掛けの絡みを防止するというものです。

本削りには先輩の方法を参考にさせていただきました。こちらのサイトです。
モーターの先にシャープペンシルの先を取り付けたものです。この先に浮足を挟み込んで、スイッチを入れると、ウィーンと音を立てながら回転してくれます。これまでは、大きな電動ドリルやルーターを使っていたのですが、どうしても作業が安定しないのと、うるさいのとで、嫌いな作業だったのですが、これを使うことで楽しく作業できるようになりました。
材料はすべてAmazonで購入できます。
初めての変わり塗りに挑戦
塗装中は穴がふさがらないように、太めの釣り糸、透明パイプの内径にあった太さのものを通しながら行います。今回は、初めて変わり塗りに挑戦してみました。
塗料はサンコー商会の高級うるしです。
下地に黒を2・3回塗り重ねて表面が平らになるように水研ぎします。
そして、黒色で山立てを行います。つまようじを使って、表面に凹凸をつくっていきます。乾いたら、緑、青、朱、金などを好きなだけ塗り重ねていきます。最後に黒をぬって、研ぎ出しの作業に入ります。
最後に透明のウレタン塗料でコーティングして、完成です。
どんなもんでしょうか。形がいびつで、おそらく中心もずれていて、浮きの性能としては、ダメなんだと思いますが、とりあえず浮いてくれれば良いので、私としては満足のいく出来になりました。当分はこれで釣りをして、また次回にはもっとキレイに作れたらいいなぁ。
以上、割りばしタナゴ浮きの製作記でした。
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